ページタイトル:神麻続機殿神社のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:神麻続機殿神社のクスノキ 名称 神麻続機殿神社のクスノキ
    (かんおみはたどのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県松阪市井口中町(いぐちなかちょう)
 〃 3次メッシュコード 5136−64−78
 〃 緯度・経度 北緯34度33分43.8秒
           東経136度36分03.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 かつては神社名を神麻機殿神社と書いたようだ。
 その後、字体が改まった際に、「続」の旧字である「續」を誤読したものか、あるいは機織りに関わる「麻績(おみ)」という語が実際にあって紛らわしいことによるものか、地理院地図をはじめ、いろいろな地図で神麻機殿神社とされているが、所管する伊勢神宮は標記のように「神麻続機殿神社」と記している。
 境内に八尋殿(やひろでん)と呼ばれる建物があって、その中で、神御衣祭(かんみそさい)に供される荒妙(あらたえ=麻布)が織られる。祭神は八尋殿を守る神麻続機殿鎮守神。(伊勢神宮公式ウェブサイトによる)
 北方1.9kmほどのところには神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)があり、そちらにも八尋殿があって、そこでは和妙(にぎたえ=絹布)が織られる。
 両社は対を成していて、境内の構造も似ている。そして、どちらにも大クスが立っている。
 神麻続機殿神社には、ほぼ同サイズの大クスが2本あり、左図はそのうちの1本。もう1本は樹林内に立つ。
 環境省データベースには2000年フォローアップ調査時の値として載っているが、これは1988年報告値がそのまま再報告されたものだ。
 訪問したのは最初の報告から31年後。実測したわけではないが、現在はもっと大きくなっているはずである。
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