ページタイトル:狩場神社のグイマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:狩場神社のグイマツ 名称 狩場神社のグイマツ
    (かりばじんじゃのぐいまつ)
名称の典拠 「現地の案内板(注1)
樹種 グイマツ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 2.6m(注2)
推定樹齢 250年(注2)
所在地の地名 北海道松前郡松前町字上川
 〃 3次メッシュコード 6240−11−10
 〃 緯度・経度 北緯41度26分05.7秒
           東経140度07分51.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月2日

注1)「記念保護樹木」であることを示す案内板(北海道が設置、設置年月不詳)
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 松前城(福山城)の東方約2km。及部川(およべがわ)左岸の上川集落内に狩場神社が鎮座する。
 北海道神社庁の神社紹介ウェブページによれば、創建は延享4年(1747)。明治40年(1907)にいったん徳山大神宮に合祀されたが、昭和16年(1941)に分離して再び独立。
 境内に北海道記念保護樹木のグイマツ(左図)が立つ。
 グイマツの名は初めて聞いた。
 「牧野新日本植物図鑑」によると、北海道本島には自生せず、色丹(しこたん)島、択捉(えとろふ)島からカムチャッカ方面を分布域とする樹木らしい。しかし、昔は北海道にも自生していたようで、泥炭地から花粉が検出されているそうだ。
 案内板によると、このグイマツは、松前藩が色丹島に船を派遣した際、同島より持ち帰った幼木を植えたものだそうである。明和9年(1772)頃のことという。
 もしかして、北海道本島における現役最古参のグイマツなのかも知れない。
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