ページタイトル:勝神の大榧 当サイトのシンボル

画像:勝神の大榧 名称 勝神の大榧 (かすかみのおおかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 和歌山県紀の川市勝神(上勝神)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5135−23−82
 〃 緯度・経度 北緯34度14分21.0秒
           東経135度23分56.2秒
紀の川市指定天然記念物(1997年4月24日指定)
撮影年月日 2023年7月27日

注1)自然保存木に指定されたことを示す案内板(設置者名、設置年月とも不詳)。天然記念物指定名称はこれと異なり「勝神薬師寺のカヤ」。なお、天然記念物指定年月日について、自然保存木指定日と一致しているのを不審に思われる方もおられるだろうが、当ページに記載したのは紀の川市教育委員会からいただいた資料に基づく年月日である
注2)上記案内板による
注3)2005年11月7日、那賀郡内5町が合併して紀の川市誕生。旧行政区は那賀郡粉河町





 左図のカヤが立つ上勝神の集落は龍門山(りゅうもんざん、756m)の山頂から西に1kmほどのところ。標高はおよそ400m。この辺りの集落ではどこよりも標高が高い。辺境の地と言っていいかも知れない。(失礼)
 上勝神に至るルートは二つ。
 その一つ(A)は、北を流れる紀の川から賽の森の椋が立つ西杉原(にしすいばら)を経て直登するコース。もう一つ(B)は、国道424号竹房橋(たけぶさばし)の近くから庄前峠(しょうぜんとうげ)まで登り、そこからぼぼ稜線に沿って2kmほど東進するコースである。
 グーグル・アースやストリート・ビューで見ると、どちらも途中までは狭いながらしっかりした道のようだが、最後はちょっと頼りなさそうに思える。
 私が選んだのはB。尾根コースは大規模太陽光発電施設に沿って走っていることから、補修用の車を通すために整備されているはずだということ、そしていよいよダメで歩くことになった場合、駐車場所がありそうに思えたからである。(実際はカヤまで車で行けた)
 苔生すコンクリート道を進んで行くと、カヤは突然現れた。
 天然記念物としての名称から、ここには薬師寺があったのだろう。しかし、カヤが立つ平面の奥の方にお墓が数基見えるほか、寺院の面影はなし。むしろ神社として整備されているようだ。(地理院地図でも神社マークになっている)
 神社の前は、ほぼ一定の勾配で紀の川に向かって下っていて、果樹畑の彼方に谷の風景が広がる。
 カヤそのものもなかなか素晴らしい。
 会えてよかった。
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