ページタイトル:神妻神社のスギ サイトのシンボル

画像:神妻神社のスギ(幹と並ぶ)

画像:神妻神社の門

画像:神妻神社のスギ(最大の個体)
 ↑最大のスギ?
名称 神妻神社のスギ (かづまじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 50m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県浜松市天竜区佐久間町半場(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5237−46−74
 
〃 緯度・経度 北緯35度04分05秒
           東経137度48分08秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年12月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。なお、同書には目通り343cmのスギと530cmの「ヒノキ」の計2本が掲げられているのみ。しかし、実際は目通り5m前後のスギはかなりの本数があるし、ヒノキはせいぜい3m程度。スギとヒノキのデータが入れ替わったと仮定することにした
注2)2005年7月1日、浜松市に合併。旧行政区は磐田郡佐久間町





 神妻神社は、天竜川と大千瀬川が合流するあたり、右岸の山腹を走る広域基幹林道佐久間線沿い。周囲には森林のほか何もない。
 JR飯田線浦川駅付近で川を渡り、林道に入る。途中、分岐を左折して和山間方面へ。
 余談だが、和山間集落を抜けてからは、林道終点の戸口集落まで、まったく人家がない。途中、中部天竜駅の方に下る道があるのだが、この日は工事で通行止め。予期せぬ林道全線ドライブとなった。
 でも「基幹」と形容されているだけあって、全面舗装の林道で、幅員は4m。普通の乗用車でも、通行に何の支障もない。
 サザンカの咲く門を潜って境内へ。「神妻の森」と称される境内林は、さまざまな樹種が入り交じり、鬱蒼としている。合体木あり、根がむき出しの巨木あり。自然児たちの住処といった感じだ。
 建物の左手後方に回ると、木の根元に藤蔓で括り付けられた案内板があり、「巨木入口」と記されている。
 小道もあるようなのだが、落葉が積もって、道を見分けるのは困難。とにかく、見当を付けて斜面に見えるスギたちの方に登って行った。この一角に集まっているのは大きくても5m台だろうか(上図、下右図)。
 社殿に向かって右手、小さな沢の先の林中に、双幹の大杉が見える(下左図)。これが境内で最大だろうか。近づいてみると、6mくらいはありそうだ。
 いずれのスギも、針葉が細く短く、疎らである。そのため、なんとなく、ナヨナヨした葉に見える。
 密生する葉をつけるタイプとは遺伝子の一部が異なるのだろうか。
 
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