ページタイトル:ケンとメリーの木 当サイトのシンボルマーク

画像:ケンとメリーの木 名称 ケンとメリーの木 (けんとめりーのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 セイヨウハコヤナギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5m(注2)
推定樹齢 100年(注3)
所在地の地名 北海道上川郡美瑛町大村大久保
 〃 3次メッシュコード 6542−33−27
 〃 緯度・経度 北緯43度36分32.9秒
           東経142度27分51.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月14日

注1)美瑛町観光協会が設置(設置年月不詳)
注2)まったくの目分量
注3)現在の所有者の祖、大久保由助氏が大正12年(1923)に苗木を植えたことがわかっている





 若い人達はこの樹名に奇異な感じを抱くことだろうが、年配者にとっては馴染みの名前なのである。
 1970年代に発売された4代目スカイラインのテレビコマーシャルは、若いカップル(ケンとメリー)がニッサン・スカイラインに乗って日本各地を旅するというシリーズもの。そのなかで最も有名になったのが、この木が登場するCMであった。(車のキャッチコピーは「ケンとメリーのスカイライン」)
 うねるように広がるパッチワークの丘や、そこにひとり凜と立つポプラの姿は、見る者に、見慣れた日本の風景とは異なる新鮮な感動を与え、車とともに風景に対しても憧れの気持ちを植え付けた。そして、いつしか、この木も「ケンとメリーの木」と呼ばれるようになった。
 従ってこのポプラは、周辺の風景があってこそ、「ケンとメリーの木」なのである。
 今はすっかり観光地と化し、広い駐車場やペンション、結婚式場などもできたが、ポプラの回りの風景は依然として美しい。
 樹木としてもずいぶん大きくなってきたようで、今の株回りは5mを超えているのではないだろうか。
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