ページタイトル:化粧塚の桜 当サイトのシンボルマーク

画像:化粧塚の桜 名称 化粧塚の桜 (けしょうづかのさくら)
名称の典拠 なし
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県伊達市保原町大泉字大塚
 〃 3次メッシュコード 5640−54−76
 〃 緯度・経度 北緯37度49分05.4秒
           東経140度34分19.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年4月6日

注1)幹が分岐する前の、根に近い高さで全体の幹囲を測定した





 阿武隈急行大泉駅の東に、保原総合公園がある。サッカー・ラグビー兼用の多目的グラウンド、野球場、相撲場、観客席つきのテニスコート、広さ2ヘクタールのパークゴルフ場などの運動施設と、洋風の外観を持つ和洋折衷建築旧亀岡家住宅(明治37年頃落成、国重文)等の文化施設も備えた大きな総合公園である。
 総合公園の東に、道を1本挟んで草地が隣接する場所があり、草地の北部に、高さ約4m、直径約40mの大塚古墳がある。7世紀頃に築造された円墳と推測されており、現在墳丘上には熊野神社が鎮座。
 墳丘の頂点から40mほど南に、左図の桜が立つ小さな塚がある。これが化粧塚だが、化粧塚は古墳とは関係がない。
 一時期霊山城に居城した南朝方の陸奥大介北畠顕家(きたばたけあきいえ、1318〜38。北畠親房の長男)が南北朝時代末期の戦さに敗れて没した後、当地で顕家に仕えていた侍女たちが死を悲しみ、持っていた化粧品をここに埋めて供養したとの伝説があるという。(以上は2019年に保原町文化財保存会が設置した案内板を参考)
 桜について、案内板は触れていない。化粧塚の上に立つことから、塚を築いた際に植えられたという伝承があってもおかしくないところだが、実際の樹齢はもっと若いと思われる。
 草地の中央付近にあって、道路からもよく見える。
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