ページタイトル:金峰神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:金峰神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 金峰神社のスギ (かねみねじんじゃのすぎ)※
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 45m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岐阜県美濃市片知
 〃 3次メッシュコード 5336−37−13
 〃 緯度・経度 北緯35度35分50秒
           東経136度54分41秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年6月4日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 固有名詞の読み方は難しい。神社号についても同様。神社庁のホームページなどで、読み方を公表してくれれば嬉しいのだが、都道府県により対応はさまざま。
 金峰神社の祭神は蔵王権現。かつては蔵王権現社と称していたようだが、明治に入って、吉野の金峯神社(きんぷじんじゃ)に因んで現社号を称するようになった。ここでも吉野と同じ読みをするのか、境内におられた老婦人に尋ねてみた。ところが返ってきた名は「かねみねじんじゃ」。自信たっぷりにおっしゃったものだから、すっかり困惑してしまった。何故なら、この神社は、ウィキペディアに「きんぶじんじゃ」とあったからである。(※)
 高賀山(1224m)、瓢ヶ岳(1163m)、片知山(966m)から成る山塊を取り囲むように分布する高賀6社の一つで、古くから厚い信仰を寄せられていたという。
 境内には、参道入口の大杉(目通り4.4m)を初め、多くの大杉が林立する。旧環境庁資料では、その数14本。
 最大の個体は、拝殿に向かって右手の樹林内に立つ。立ち上がってすぐ2幹に分かれている。2本の合体木の可能性もある。
 社叢はスギ純林ではなく、ムクノキなど他の樹種も混じる。背が低いのは、ほとんどがヤブツバキ。写真で、大杉の根元に見える白っぽい幹もヤブツバキである。
 全体としてなかなか趣きのある森のように思われた。

※当初、ウィキペディアを信用して、「きんぶじんじゃのすぎ」と紹介していたが、その後、岐阜県神社庁の公式サイトに県内神社の紹介ページが作られた。それによる読みは「かねみねじんじゃ」。ご婦人のおっしゃった通りであった。それで、遅まきながら神社の読み方を訂正させてもらった。(この日現在、ウィキペディアの「金峰神社(美濃市)」では、依然、「きんぶじんじゃ」である)(2015.05.30追記)
 
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