ページタイトル:金峰神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:金峰神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 金峰神社のスギ (きんぽうじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 秋田県仙北市田沢湖梅沢字東田(注2)
 〃 3次メッシュコード 5940−35−61
 〃 緯度・経度 北緯39度38分38.7秒
           東経140度38分12.4秒
秋田県指定天然記念物(1984年3月10日、「金峰神社のスギ並木」の名称で参道杉並木全体を指定)
撮影年月日 2019年5月12日

注1)データの出典を失念してしまったが、現状に合致していると思われる。
注2)2005年9月20日、仙北郡内の2町1村が合併して仙北市誕生。旧行政区は仙北郡田沢湖町





 田沢湖の南方、国道46号(角館街道)やJR田沢湖線が走る才津川(さいづがわ)の谷の一つ北側の谷の中程に、金峰神社が鎮座する。
 境内の案内板によれば、養老2年(718)の創立と伝えているらしい。現在地への遷座は建久年間(1190〜99)という。
 『牛馬畜産の神として崇敬され』ていたらしく、また観音信仰と結びついた神仏混淆の聖地でもあったようだ。安政4年(1857)建立の仁王門が現存し、1本のスギ巨木から造られたという一対の仁王像は仙北市指定文化財。(1本のスギ巨木のみを用材としたということであって、「一木造り」ではない)
 表参道は、東田集落のはずれから、ほぼ真っ直ぐにおよそ700mも続く。
 秋田県緑化推進委員会編「秋田の巨樹・古木」によると、かつてはこの両側に延々と杉並木が続いていたが、戦時中に軍用材として伐採されてしまったという。今は拝殿に近い側に残るのみだが、それでもなかなか素晴らしい。この参道杉並木は秋田県から文化財(天然記念物)指定を受けている。
 左図の大杉は、参道の終点。仙北市指定文化財の拝殿の手前、向かって右。注連縄をつけている。
 参道の大杉たちと比べても、このスギだけひときわ大きい。樹齢も異なるのかも知れない。
 境内のスギたちを統べる頭領の貫禄が感じられた。
ボタン:秋田県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る