ページタイトル:吉祥寺のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:吉祥寺のイチョウ(全景) 名称 吉祥寺のイチョウ (きっしょうじのいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里(きりきり)4丁目
 〃 3次メッシュコード 5941−07−45
 〃 緯度・経度 北緯39度22分22.5秒
           東経141度56分12.9秒
大槌町指定天然記念物(1988年11月30日指定)
撮影年月日 2017年5月13日

注1)1992年3月に大槌町教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 吉里吉里漁港の西方約1.3km。山を背にして曹洞宗虎龍山吉祥寺がある。
 1992年3月に大槌町教育委員会が設置した案内板、及び平凡社「岩手県の地名」を参考にすると、開創は元和元年(1615)。開基は津軽石村(現宮古市)瑞雲寺の一機文朔。当初は浜街道脇の坂口にあったが、享保元年(1716)、現在地に移転。移転は吉里吉里の網元であり豪商でもあった前川善兵衛(3代目の前川善兵衛助友?)の寄進によるものらしい。
 山門脇、一段低いところに大イチョウが立つ。享保の移転・再建時に植えられたと伝えられているらしい。
 2幹のイチョウで、低地側に傾いて立っているが、樹勢は良さそうだ。黄葉の季節には見事な景観を見せてくれることだろう。
 なお、参道入口には、環境省データで幹囲4.8mとされるスギもある。
 前回測定時から30年以上を経て、このスギももう5mを超えていると思われる。(「少し大きめの画像」に写真あり)
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