ページタイトル:北畠神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:北畠神社のスギA
 ↑社殿横のスギ

 ↓庭園内のスギ
画像:北畠神社のスギB
  名称 北畠神社のスギ (きたばたけじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 60m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県津市美杉町上多気(注2)
 〃 3次メッシュコード 5136−62−14
 〃 緯度・経度 北緯34度31分07.3秒
           東経136度17分56.3秒(注3)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月28日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による(1988年度報告値)
注2)2006年1月1日、津市に合併。旧行政区は一志郡美杉村
注3)これは左上図のスギの位置





 道の駅「美杉」の北西約1kmに北畠神社が鎮座。
 鎮座地は南北朝時代の伊勢国司北畠氏の居館跡で、国指定史跡「多気北畠氏城館跡 北畠氏館跡 霧山城跡(たげきたばたけしじょうかんあと きたばたけしやかたあと きりやまじょうあと)」の一部。
 境内の「北畠神社由緒」は、主に北畠氏の業績を列挙したもので、神社そのものの記述は僅かだが、北畠氏滅亡後、一族の末裔鈴木孫兵衛家次が寛永20年(1643)に「北畠八幡宮」を創祀したことに始まるようだ。
 以下、Wikipediaによると、当初は八幡神を祭神としていたが、いつの頃からか、北畠顕能(きたばたけあきよし)を祭神とするようになり、のち八幡三神に倣って親房(ちかふさ)・顕家(あきいえ)を合祀するようになったらしい。北畠神社の社号は明治14年(1881)から。
 北畠神社に大杉を訪ねた。
 環境省巨樹データベースによれば、北畠神社に、幹囲480cmが2本、460cmが1本あることになっている。これらの測定値は1988年以前のものであるから、もう5mは超えているだろう。そう思ったのである。(実測はしなかったが)
 目についた大杉が2本。
 上図は社殿横。下図は庭園内に立つ。(庭園に入るには拝観料が必要)
 2本は表情がずいぶん異なっている。
 社殿横のスギは姿勢正しく、庭園のスギは姿勢を崩して表情豊か。
 それぞれが立地場所をわきまえているように思えて面白かった。
 
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