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画像:狐島神社のケヤキ(遠景)

画像:狐島神社のケヤキ
名称 狐島神社のケヤキ
   (きつねじまじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 ケヤキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 長野県伊那市伊那部狐島
 
〃 3次メッシュコード 5337−57−96
 
〃 緯度・経度 北緯35度49分59.1秒
           東経137度57分33.6秒
伊那市指定天然記念物(2005年11月22日指定)(注2)
撮影年月日 2004年1月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)訪問の後、2005年に天然記念物指定を受けた。指定名称は「神明社荒神社合殿のケヤキ」





 天竜川に架かる毛見橋の東500mほどの位置に神明社・荒神社合殿がある。しかし合殿の名は馴染みが薄く、一般には地名を冠して狐島神社と呼ばれているようだ。
 曽我兄弟の仇討ちの対象となった工藤祐経(くどうすけつね)を父に持つ犬房丸との関係が伝えられる古社だ。
 曽我兄弟の仇討ちは、源頼朝が催した富士裾野の巻狩の最中に起こった。悲願を成就したのち捕らえられて引き出された曽我五郎の顔を、父を失った悲しみのあまり、当時9歳だった犬房丸は扇子で打ってしまった。しかし幼な子ではあったが、この行為が頼朝から咎められた。捕縛された者を打つとは、武士の法にかなわぬと伊那に流刑になったのである。
 この神社は、流刑地に赴く幼い犬房丸が背負ってきた荒神を祀ったのだという。(現地の案内板の意訳)
 境内にはケヤキが数本立っている。目を見張るほどの太さではないが、いずれも樹勢は良さそうだ。
 案内板には、天竜川・三峰川の氾濫から村人を守ったと伝えられているとあったが、残念ながら、その詳細は知らない。
 
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