ページタイトル:小林のカツラ 当サイトのシンボル

画像:小林のカツラ 名称 小林のカツラ (こばやしのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岩手県二戸市金田一小林
 〃 3次メッシュコード 6041−32−84
 〃 緯度・経度 北緯40度19分31.2秒
           東経141度18分29.9秒
二戸市指定天然記念物(1973年4月1日指定)(注2)
撮影年月日 2013年8月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)現地の案内板には「小林の桂清水」とあって、天然記念物はカツラなのか清水なのか判断しかねるところだが、カツラの方が天然記念物である。(指定名称は「桂」)





 金田一温泉駅前から北に向かう。馬淵川(まべちがわ)を渡り、すぐに右折してトンネルをくぐると、その先400mほどの路傍にこのカツラが立つ。
 案内板には、弘法大師に関わる伝承が記されていた。
 昔、弘法大師が巡錫の折、村人に水を求めた。ところがこの近くには良い水がなく、村人は遠くまで汲みに行って差し上げた。大師は、その礼として、カツラを植えることを勧めて立ち去った。村人がその通りにしたところ、カツラの根元から滾々と清水が湧くようになった。このような話である。
 史実として、弘法大師が今の岩手県まで来たことはなかったと思うが、東北各地にも弘法大師伝説は多い。特に水に関する伝承が多いように思われる。
 現在、根元に泉は存在しないが、コンクリートで出来た集水枡のような密閉された箱がある。今もこの中に湧水が出ているのだろうか。(当否不明)
 カツラは2本の合体木のようだ。そのうち1本は、もう枯れてしまった。6m超の幹囲を計上するのも、あとしばらくの間だけのようだ。
 
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