ページタイトル:木戸木の栃の木 ロゴ:人里の巨木たち

画像:木戸木の栃の木(幹と並ぶ) 名称 木戸木の栃の木 (ことぎのとちのき)
名称の典拠 「うつくしま電子事典」(注1)
樹種 トチノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 福島県相馬郡飯舘村大倉(木戸木)
 〃 3次メッシュコード 5640−46−53
 〃 緯度・経度 北緯37度43分09.5秒
           東経140度47分06.8秒
飯舘村指定天然記念物(1989年5月25日指定)
撮影年月日 2016年5月12日

注1)福島県教育委員会公式ウェブサイトの一つ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)1991年3月に飯舘村教育委員会が設置した案内板による





 飯舘村草野から県道268号(草野大倉鹿島線)経由で南相馬市鹿島区に向かう。
 峠を越え、木戸木川(ことぎがわ)の谷に向かって下る途中で、ヘアピンカーブの先、右手にこのトチノキが立っている。
 左図で、根元付近の後方にうっすら見えているのは、県道のガードレール。もちろん、車窓からもトチノキが見える。(脇見運転注意)
 ところで、飯舘村といったら、平成23年(2011)3月11日の大地震に伴う原発事故で、全村が一時期「計画的避難区域」に指定されたことを忘れることは出来ない。
 私が訪ねたのはそれから5年後だが、除染処理の結果、大量に発生した低レベル放射性廃棄物が、至る所に野積みされていた。
 この風景を見ると、単に一過性の旅人に過ぎない私でさえ、気分が暗くなる。怒り、恨み、悲しみ等、ここに住む方々のお気持ちは、察するに余りある。
 少しでも早く、なんとかならないものだろうか。
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