ページタイトル:光輪寺薬師堂の桜 ロゴ:人里の巨木たち

画像:光輪寺薬師堂の桜 名称 光輪寺薬師堂の桜
    (こうりんじやくしどうのさくら)
名称の典拠 なし
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 3m(注1)
推定樹齢 120〜150年?(注2)
所在地の地名 長野県東筑摩郡朝日村西洗馬(にしせば)
 〃 3次メッシュコード 5437−17−31
 〃 緯度・経度 北緯36度07分01.0秒
           東経137度53分05.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年4月12日

注1)まったくの目分量
注2)明治34年(1901)に植えられたことがわかっている





 シダレザクラの光輪寺には、もう1本、桜の巨木がある。南東に300mほど離れた場所に、萱葺きの大きな薬師堂があり、そこに立つ桜である。
 案内板によると、かつてここには周囲28尺(8.4m)という特大の大桜があったらしい。朝日将軍と謳われた木曽義仲の手植えと伝えられた桜である。
 治承4年(1180)、以仁王(もちひとおう)から平家追討の令旨を受けた義仲が挙兵し、北陸経由で京に上った。その途中で当地に立ち寄って植えたとされていたようだ。
 残念ながら、その大桜は明治34年(1901)に枯れてしまった。
 標記の桜は、その後継樹として植樹されたという。いわば義仲公手植桜の二代目である。
 傍らには従一位侯爵源通久(=久我通久、こがみちつね。1842〜1925)の歌碑がある。 「佐くらはなくちはてにける後の世もその名は高く匂ひぬるかな」
 二代目は、まだまだもの足りない大きさだが、先代の名をはずかしめぬよう、ぐんぐん大きくなってほしいものである。
ボタン:長野県(中信)の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る