ページタイトル:高山寺のモッコク 当サイトのシンボルマーク

画像:高山寺のモッコク 名称 高山寺のモッコク (こうざんじのもっこく)
名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1)
樹種 モッコク
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 2.5m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 岡山県井原市高屋町
 〃 3次メッシュコード 5133−73−14
 〃 緯度・経度 北緯34度35分42.0秒
           東経133度25分58.7秒
井原市指定天然記念物(1959年6月6日指定)
撮影年月日 2022年3月28日

注1)岡山県緑化推進協会が2020年7月に刊行。天然記念物指定名称は単に「もっこく」
注2)上記「新 岡山の巨樹老樹名木」による





 井原(いばら)鉄道「子守唄の里高屋」駅の北方1.5kmほどの山上に真言宗別格本山大乗山高山寺がある。
 お寺があるのは標高180mほどの稜線上で、麓との高低差は150mほどあるが、山門の手前まで自動車で登ることが出来る。
 天平3年(731)開創、行基(ぎょうき)の開基と伝える古刹で、国重文の木造地蔵菩薩立像、木造不動明王坐像をはじめ、貴重な文化財を有することでも知られる。
 このモッコクもその一つ。今から50年以上も前、昭和34年(1959)に井原市指定文化財(天然記念物)となった。
 一番の特徴は、その独特な樹形だろう。
 大きく張った根が収束して1本の幹になったかと思うと、その上方で突然、爆発的に膨張して枝を広げている。
 上記「新 岡山の巨樹老樹名木」によると、『かつては大枝が繁茂していたが、近年衰弱したため、2008年に土壌改良などの治療が施され』たとのこと。もとは樹冠がもっと大きかったのだ。
 枝先がみな人為的に切られているように見えるのは、そのときなされた処置の一つなのだろう。
 幸い、『樹勢は回復しつつある』とのことである。
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