ページタイトル:子安地蔵尊かつら サイトのシンボル

画像:子安地蔵尊かつら_1

画像:子安地蔵尊かつら_2

画像:子安地蔵尊かつら(全景)
名称 子安地蔵尊かつら (こやすじぞうそんかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 19m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注3)
所在地の地名 岩手県花巻市上根子玄番
 
〃 3次メッシュコード 5941−00−54
 
〃 緯度・経度 北緯39度23分00.5秒
           東経141度02分58.2秒
花巻市指定天然記念物(1997年11月18日指定)
撮影年月日 2008年8月5日


注1)1997年11月に花巻市教育委員会が設置
注2)上記案内板による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 旧環境庁が1991年に刊行した「日本の巨樹・巨木林」に、上根子の子安地蔵に大カツラがあることが記されていた。
 それには幹周257cm、主幹850cmとあった。そんなはずはないので、データが誤っていることは確かだが、2つの数値が入れ違ってしまったのだろう、くらいに思っていた。
 ところが行ってみてびっくり。全周は10mを遙かに超えていそうだ。花巻市教委が設置した案内板には19mとあった。
 カツラは、育ったひこばえも、先輩の幹たちと一緒に天を目指して伸びるのが普通だが、ここでは斜めに伸び、葉の重みで撓った先端は地表にまで達している。そのため、全体としては緑の半球形をなしている。
 木の名は「子安地蔵尊かつら」だが、地蔵尊を安置する御堂の方は「桂木地蔵堂」。2つは相呼応している。そして、カツラは御堂のすぐ後ろに立って、境内全体を覆っている。
 地蔵堂は、陸中88ヶ所霊場の第25番札所でもある。霊場巡りに訪れた方も、このカツラには感嘆されることだろう。
 伝承では、慈覚大師円仁が植えたとされているようだ。
 
ボタン:岩手県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る