ページタイトル:朽羅神社のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:朽羅神社のクスノキ_1

画像:朽羅神社のクスノキ_2
名称 朽羅神社のクスノキ (くちらじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 三重県度会郡玉城町原字森ノ前
 〃 3次メッシュコード 5136−54−75
 〃 緯度・経度 北緯34度29分02.2秒
           東経136度35分01.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月31日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 宮川と並行して流れ、宮川の北に河口を開く外城田川(ときたがわ)の中流域、麦畑の緑に囲まれて、ぽつんと朽羅神社が鎮座する。内宮(伊勢神宮)からは西北西に13kmほど離れているが、27社ある内宮の摂社の一つである。(私が訪ねたのは3月だったが、夏になれば麦畑が水田に変わるのかも知れない)
 神宮の公式ウェブサイトの説明によると、朽羅神社の祭神は千依比賣(売)命(ちよりひめのみこと)と千依比古命(ちよりひこのみこと)の2柱。農耕神だとのこと。
 左下図をご覧になればおわかりのように、水田に囲まれた社地は全体が森で覆われ、いかにも神が御座しそうな雰囲気を醸している。
 森に入ると、参道脇に大きな切株があった。環境省資料で幹囲655cmとされたスギだと思われる。残念ながら、訪ねるのが遅すぎたようだ。
 クスノキは、もう少し奥。
 これも樹林内の一員である。注連縄もない。
 社叢内は木々が混み合い、クスノキの傍に立っても、樹冠部がよく見えない。
 人間が農耕文化を身につけ、森を切り開いて耕地化する前は、あたり一面、こんなだったのだろうか。
 ここに限らず、巨木の前に立つと、想像の及ぶ時間スパンが長くなるように思われる。
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