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画像:熊野皇大神社のシナノキ

画像:熊野皇大神社のシナノキ(幹と並ぶ)
名称 熊野皇大神社のシナノキ
    (くまのこうたいじんじゃのしなのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 シナノキ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 長野県北佐久郡軽井沢町峠町
 
〃 3次メッシュコード 5438−45−32
 
〃 緯度・経度 北緯36度22分10秒
           東経138度39分22秒
長野県指定天然記念物(1991年8月15日指定)
撮影年月日 2006年10月1日

注1)1992年11月に長野県教育委員会と軽井沢町教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)軽井沢教育委員会と軽井沢文化財審議委員会が連名で設置した案内板による





 中山道の旧碓氷峠、ちょうど群馬県と長野県の県境上に熊野皇大神社が鎮座している。
 古来よりよく知られた神社で、「追分節」にも「碓氷峠の権現さまは、主のためには護り神」と歌われている。
 夏休みと紅葉の端境期にもかかわらず、日曜の軽井沢の町は人でごった返していた。まるでお祭りのようである。
 しかし、さすがに、ここまで来る人は少ない。駐車場も閑散としていた。
 シナノキは長野県側。小さな塚の上に立っている。地上3mほどで主幹を失い、そこから広がる数本の枝が樹冠を支えている。
 主幹はすっかり苔で覆われている。ここは湿度が高いのだろう。霧が立ちこめることも多いと思われる。
 シナノキ(科の木)の樹名は信濃に通ずるともいう。ここにシナノキが立つ事実は、単なる偶然なのかも知れないが、信濃の国境に立つシナノキに、つい特別な意味を感じてしまう。
 今は信濃の玄関ではなくなってしまい、存在を知る旅人も少なくなってしまったが。
 
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