ページタイトル:黒岩の山桜 サイトのシンボル

画像:黒岩の山桜_1

画像:黒岩の山桜_2
名称 黒岩の山桜 (くろいわのやまざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 6.8m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 岡山県真庭市蒜山東茅部(黒岩)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5233−75−03
 
〃 緯度・経度 北緯35度15分24.4秒
           東経133度40分09.7秒
岡山県指定天然記念物(1956年4月1日指定)
撮影年月日 2009年4月10日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(「緑と水の森林基金」とある)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年3月31日、2郡にまたがる9町村が合併して真庭市誕生。旧行政区は真庭郡川上村





 県道322号(中福田湯原線)の南に黒岩集落があり、集落の南端に、このヤマザクラの巨木が佇んでいる。(県道沿いにヤマザクラへの案内表示が出ている)
 ヤマザクラの開花は、ソメイヨシノより少し遅い。周辺のソメイヨシノは満開を誇っていたが、ヤマザクラはまだ蕾(つぼみ)。ここだけ春が遅い様子。傷みの極致とも見える姿とも相まって、老境の孤独を感じた。
 古い主幹が朽ちかけ、新しく伸長した枝に連なる部分のみ、管のような形で生きている。
 案内板には、その昔、尼子氏の家臣佐子衛門なる武者が剣術の稽古で打ち込んだ木刀によって幹が裂け、7枝になったとする伝説を紹介している。下図の姿を見れば、伝説とはいえ、さもありなんと納得。
 ところで、このヤマザクラは佐子さんという方の所有物である。
 件の剣豪は、所有者の祖先だったのだろうか。
 
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