ページタイトル(草薙神社の大楠) サイトのシンボル

画像:草薙神社の大楠_1 名称 草薙神社の大楠
    (くさなぎじんじゃのおおくす)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 20m(注2)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 静岡県静岡市清水区草薙
 
〃 3次メッシュコード
         5238−33−86
 
〃 緯度・経度 北緯34度59分41秒
           東経138度27分10秒
静岡市指定天然記念物
    (1962年9月17日指定)
撮影年月日 2006年12月26日
画像:草薙神社の大楠_2
注1)現地の案内板には「大楠」、静岡市ホームページ文化財一覧表では「大樟」とのみ記されている
注2)上記案内板による





 草薙神社は日本平の北麓。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。
 草薙・日本武尊というと、次の神話が思い出される。
 蝦夷征伐のため東征した日本武尊は、その途次、枯野に火を放たれて窮地に陥る。その対策として、尊は持参の天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)で草を薙ぎ払い、迎え火を付けて難を免れた。以来この剣を「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」と呼ぶようになった。
 焼津がその地だとも言い、この付近がその舞台であったとされている。当社も、その「草薙剣」を神剣とし奉っているらしい。社名も地名も、その伝説に拠るのだろう。神社は、古くからの歴史を伝えている。
 天然記念物のクスノキは、簡単な竹柵で囲った中にあった。
 確かに、かつては20mの幹囲を誇った時期があったのかも知れないが、現在はその大部分を欠き、実態は大きくかけ離れた。まるで、ピースを多く失ったジグソーパズルのよう。想像の目にのみ、全容が見える。
 しかし、殆ど崩れてしまったかつての幹の一部が、オブジェのように残り、若い幹とよくマッチしている。
 うまく表現できないが、巨木としてより、一種の芸術作品のような印象を受けた。
 
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