ページタイトル:万畑の千年カシ 当サイトのシンボル

画像:万畑の千年カシ_1


画像:万畑の千年カシ_2
名称 万畑の千年カシ (まんばたのせんねんかし)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 シラカシ
樹高 不明
目通り幹囲 7.5m(注1)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 茨城県常陸太田市赤土町(注3)
 〃 3次メッシュコード 5440−73−66
 〃 緯度・経度 北緯36度38分23.5秒
           東経140度27分04.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年11月6日

注1)環境省巨樹データベース(2010年調査)による
注2)赤土町会が設置した案内板による(設置年月不詳)
注3)2004年12月1日、常陸太田市に合併。旧行政区は久慈郡金砂郷町





 西金砂そばの郷「そば工房」から、川沿いに大藪まで遡り、そこから西金砂神社に至る尾根道に入る。谷を離れて400mほどで三叉路となるが、三叉路の手前、左手上方の樹林内に、このカシが立っている。
 樹形からは、かなりの古木のように見受けられた。滅びの時を迎えつつあるなかで、「形」の記憶を維持しようと、必死の形相のようにも思われた。(案内板によると、今は子枝・孫枝が繁っているのだという)
 シラカシとしては、なかなかの大きさでもある(ただし7.5mまではないように思われる)。照葉樹林下の暗い立地環境も相まって、少々おどろおどろしい印象も否めない。しばし無言を強いられた感じ。
 伝承樹齢の800年を遡ると、鎌倉時代の草創期にあたる。
 かつて源頼朝が金砂城攻めの際に、山頂に1万もの旗を立てて陣を張ったことから、地名を万旗→万畑と呼ぶようになったとする伝承があるようだ。(案内板より)
 頼朝の時代の合戦を見たと言われても不思議でないような面構えのカシ巨木である。
 
ボタン:茨城県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る