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名称 招の荒神さん (まねきのこうじんさん)
名称の典拠 不明(忘れてしまった)
樹種 スダジイ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 8.0m(注1)
推定樹齢 200年(注2)
所在地の地名 島根県安来市伯太町西母里(にしもり)招
〃 3次メッシュコード 5333−02−11
〃 緯度・経度 北緯35度20分58.4秒
東経133度16分14.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2025年6月20日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)島根県作成の「島根県の巨樹・巨木」(PDF版)による(「荒神さん」の愛称も記されている)
出典を忘れてしまったが、標記の名前でこのシイの木が紹介されていた。上記「日本の巨樹・巨木林」に載るシイだろうと目星を付け、かなり前に訪ねたことがある。
しかし見つけることができなかった。
恐らく一番の原因は、同書の所有者欄に「社寺」、所在地通称名の欄に「招祇園」と記されていたのを、お寺か神社に招祇園という名の庭園か何かがあって、そこに立つのだろうと勝手に思い込んでしまったことにある。
その後、招祇園は庭園の名ではなく、招は地名で、招の祇園という意味だとすると辻褄が合うことに気づいた。
かつては疫病の侵入を防いでくれるとされる牛頭天王を祀る祇園さんが各地にあった。明治の廃仏毀釈で、仏教説話に登場する牛頭天王が退けられると、疫病鎮護の役目をスサノオに代わってもらうことになった。全国の八坂神社の多くがそうだ。ところで出雲地方ではスサノオを荒神さんと呼ぶことがある。祇園社が荒神社と名を変えても不思議ではない。そう考えたのである。
今回は作戦を変えて、招地区でひたすら尋ねることにした。
意外なことに知らない人が多かったが、諦めずに尋ね続けて、ついによくご存知の方を見つけた(高齢のご婦人)。
同時に、知らない人が多い理由も分かった。この荒神さんは、招地区の全員ではなく、ほんの数軒で守ってこられたこと。遠望できない上に、入口がとてもわかりづらいことがそれである(私も、教えていただいたのに見つけることが出来ず、戻って再度教えを請い、現場まで案内していただいてやっと入口がわかったくらい)。部外者が前知識も無しに突然訪ねてわかるはずがない。
見る角度によっては基壇のようにも見えるコンクリートの土留め壁の上に株立ちの大シイが立っていた。
近くにお社は見えない。特等席にはシイの木が立つのみ。このシイ自体が荒神さんなのだ。
上記幹囲データは主だった幹の周囲長を測ってそれらを合算した数値のようだ。全体を纏めて測るととても8mもありそうにないが、株立ちのシイにしては樹形が美しく整っている。おどろおどろしさは無く、むしろ気品を感ずるような不思議なシイだ。
会えてよかった。 |
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