ページタイトル:丸沼のカツラ 当サイトのシンボル

画像:丸沼のカツラ(幹と並ぶ) 名称 丸沼のカツラ (まるぬまのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 8.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 群馬県利根郡片品村東小川
 〃 3次メッシュコード 5539−12−98
 〃 緯度・経度 北緯36度49分59.0秒
           東経139度20分56.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年9月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 栃木・群馬の県境近く、四郎岳(2156m)の南東麓に丸沼がある。
 名は丸沼だが、形は丸くもなく、また水深も深そうで、地理学的には、沼でなく、湖と呼んだ方が適切だと思うのだが、とにかく日本に地理学が定着する以前から、この名前で呼ばれてきたのだろう。
 北岸に丸沼温泉がある。国道120号からそこまで、自動車道が出来ている。自動車道は、沼の東側を通る。
 このあたりは、もともと自然林だったところだ。駐車場の周辺にも、ヤチダモ(?)や株立ちのサワグルミの巨木が多く見られる。
 大駐車場の200mほど手前、右手の樹林内にこのカツラが立っている。大きく2部分に分かれ、大きい方は5〜6mといったところか。
 訪ねたのは平日の朝7時。湖面から、盛んに朝霧が立ち昇る。吸い込む空気がすがすがしい。
 もうボートが出ている。釣りを楽しむ人たちだ。子供の団体もいる。こちらは湖岸にかたまって朝霧を見ている。林間学校の生徒だろうか。
 この時間、光は対岸の山の中腹まで降りてきたが、まだ湖面にまで届かない。もちろんカツラにも。
 淡い光で見るカツラは、まだ半分眠っているようだった。
 
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