ページタイトル:松山諏訪神社の大クス 当サイトのシンボル

画像:松山諏訪神社の大クス(幹と並ぶ)

画像:松山諏訪神社の大クス(遠景)
名称 松山諏訪神社の大クス
    (まつやますわじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 8.7m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 岐阜県海津市南濃町松山(注3)
 〃 3次メッシュコード 5236−55−80
 〃 緯度・経度 北緯35度09分29秒
           東経136度37分36秒
岐阜県指定天然記念物(1957年7月9日指定)
撮影年月日 2011年5月7日

注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2005年3月28日、海津郡内3町が合併して海津市誕生。旧行政区は海津郡南濃町





 養老鉄道美濃松山駅の南西800mほどの高台に諏訪神社が鎮座する。ミカン畑が広がる標高50mほどのところだ。
 本殿のすぐ後ろに、岐阜県第一の大クスノキが立っている。諏訪神社の神木とされ、幹には太い注連縄が巻かれている。
 ここは岐阜県の最南部。南の三重県境まで約1km。ミカン畑となっている斜面は、陽光を受けやすく、南国育ちのクスノキにとっても過ごしやすいのだろう。樹勢は良好そうに見える。
 海津市の公式WEBサイト中の文化財紹介ページに、次のような伝承が掲載されていた。
 昔、伊予(愛媛県)の松山侯が国替えになった際、千石船をここに着け、その艫綱(ともづな)をこのクスノキに結びつけたとか。
 内容がちょっと突飛すぎて、この話を信ずる人がいるとは信じられないような伝承だが、当時の人々は、こんなことまでして立派なクスノキを誇りたかったのだろう。
 この大クスノキには、それだけの価値があるように思われる。
 
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