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画像:御蔭杉

画像:大御食神社
 大御食神社拝殿。地表の白いものは残雪。
名称 御蔭杉 (みかげすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.8m(注2)
推定樹齢 1100年以上(注3)
所在地の地名 長野県駒ヶ根市赤穂(あかほ)
 
〃 3次メッシュコード 5337−47−66
 
〃 緯度・経度 北緯35度43分24秒
           東経137度56分54秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2004年1月31日

注1)設置年月・設置者名とも不明だが、多分、大杉を所有する大御食(おおみけ)神社が設置したと思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による





 JR飯田線小町屋(こまちや)駅から、七面川に沿って東へ1kmちょっと進むと、大御食神社の前に出る。老樹の立ち並ぶ境内は「美女ヶ森」と称されている。
 上記の案内板に掲げられた御蔭杉の由緒は、神話がらみの壮大な話である。
 その昔、建御名方命(たけみなかたのみこと、諏訪神社の祭神)が国巡りの際に愛でた大杉があった。景行天皇(神武天皇から数えて12代、日本武尊の父とされる)の41年、この木の下で、東征を終えて帰途についた日本武尊を迎える酒宴が催された。尊は清々しい木陰をことのほか喜び、ために以来この杉を「御蔭杉」と称するようになったという。
 年が経て、その杉は枯れたが、実生の苗を植え継ぎ、さらにそれも枯れたため、天安2年(858)に植え継がれたのが現在の御蔭杉だという。(樹齢はこの伝承による)
 客観的に見れば、関ヶ原の合戦より前から生きていたとは信じがたいが、それだけこの大杉が当地の人々の誇りであったということなのであろう。
 
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