ページタイトル:三崎のアコウ 当サイトのシンボル

画像:三崎のアコウA

 ↑中央のアコウ ↓向かって左のアコウ

画像:三崎のアコウB
名称 三崎のアコウ (みさきのあこう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アコウ
樹高 14mほか(注1)
目通り幹囲 7.0mほか(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛媛県西宇和郡伊方町三崎(注2)
 〃 3次メッシュコード 5032−00−69
 〃 緯度・経度 北緯33度23分30.3秒
           東経132度07分03.2秒(注3)
国指定天然記念物(1921年3月3日指定)
撮影年月日 2013年5月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年4月1日、旧「伊方町」を含む3町が合併して新「伊方町」誕生。旧行政区は西宇和郡三崎町
注3)これは3本のうち、中央のアコウ(上図)の位置





 四国と九州を結ぶフェリー埠頭の北西、佐田岬に至る県道256号(佐田岬三崎線)に面して、国指定天然記念物のアコウ巨樹が3本並んでいる。
 当地の人たちにとって自慢のアコウだと思われる。この地方ではアコウのことをアコギと呼ぶらしいが、それを集落の名にしたくらいだ。(愛媛の森林(もり)基金「えひめの巨樹・名木」より) 気軽に訪ねてもらえるよう、「あこう樹見学者」のための仮駐車場も準備した。
 根元に添えられた三崎高等学校1年生竹本葵さんの「未来へと育つあこう樹いつまでも」の言葉がここに住む人たちの心を代表しているようにも思われた。
 ところで、指定当時の調査報告書を読むと、「本自生地ニハ六株ノあこうアリ内四株ハ海ニ臨ミ疊積セル岩石ノ間ニ根ヲ下シ」云々とある。一方、講談社「日本の天然記念物」など多くの書物では、7本のアコウが指定を受けたと書いてある。実際はどうなのだろうか。いずれにしろ、現存するのは4本のみらしい。そのうちの3本が、ここに並ぶ。
 天然記念物に指定された理由は、北限の自生地だからということのようだが、巨樹として見ても、十分に見応えのある大アコウである。
 
ボタン:愛媛県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る