ページタイトル:浄光寺のいちょう 当サイトのシンボルマーク

画像:浄光寺のいちょう 名称 浄光寺のいちょう (じょうこうじのいちょう)
名称の典拠 「秋田の巨樹・古木」(注1)
樹種 イチョウ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 315年(注2)
所在地の地名 秋田県仙北郡美郷町六郷字東高方町(ひがしたかかたまち)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5940−14−04
 〃 緯度・経度 北緯39度25分23.1秒
           東経140度32分59.5秒
美郷町指定天然記念物(1986年11月1日指定)
撮影年月日 2019年5月11日

注1)2008年7月に秋田県緑化推進委員会が刊行/天然記念物指定名称は単に「銀杏」
注2)上記「秋田の巨樹・古木」による
注3)2004年11月1日、仙北郡内の3町村が合併して美郷町誕生。旧行政区は仙北郡六郷町





 旧六郷町にはお寺が多い。
 その一つ、真宗大谷派慧日山浄光寺(正式には光寺)境内に、市指定天然記念物の大イチョウがある。
 単幹のイチョウで、山門の先、鐘楼の近くに、やや斜上して立つ。
 「秋田の巨樹・古木」によると、浄光寺は、はじめ常陸国(現在の茨城県)にあったが、のち南部九戸(岩手県)を経て、天正10年(1582)出羽国中野(現美郷町中野)に移転。さらにその後、六郷の領主に招かれて現在地に移った。寛永12年(1635)のことという。イチョウも当地移転の際に植えられたと考えられているようだ。(推定樹齢とは一致しないが…)
 市街地のイチョウは、しばしば樹冠を小さくするように強剪定される。
 このイチョウも大枝の先端を切られたことがあったようだ。しかし、付け根近くまで大きく切ることはしなかったようで、その後に伸びた枝もそこそこ太くなり、今は形の良い立派な樹冠を戴いている。
 これだけ大きな樹冠を持つことを許してもらえて、イチョウも嬉しいことだろう。
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