ページタイトル:三嶋大社のキンモクセイ 当サイトのシンボルマーク

画像:三嶋大社のキンモクセイ 名称 三嶋大社のキンモクセイ
    (みしまたいしゃのきんもくせい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ウスギモクセイ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県三島市大宮町2丁目
 〃 3次メッシュコード 5238−57−43
 〃 緯度・経度 北緯35度07分19.2秒
           東経138度55分08.8秒
国指定天然記念物(1934年5月1日指定)
撮影年月日 2020年2月2日

注1)1997年11月に三島市教育委員会が設置。国の天然記念物指定名称は「三島神社のキンモクセイ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 三島市役所の北300mほどのところに伊豆国一宮三嶋大社がある。
 三嶋大社の公式ウェブサイトによれば、創建時期不明ながら、古くからこの地にあって、奈良時代の古書にも記録が残るらしい。
 祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の2柱。
 オオヤマツミは木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の父である。コノハナサクヤは咲き誇る桜花のように美しい女性だったが、同時に、不義を疑われた際、無実を証明するために燃えさかる火中で子を産むという気の強さも併せ持つとされる。そんな伝説からか、火山を鎮める力があるとされるようで、各地の浅間神社の祭神とされることが多い。富士南東麓のここに大山祇命を祀ったのも、山の神であると同時にコノハナサクヤの父である神に、富士山の噴火を鎮めて貰いたいと思ったからではないか。そのように勝手に想像していたが、どうもそうではないらしい。(「玄松子の記憶」中「三嶋大社」参照)
 境内に国指定天然記念物のキンモクセイ(正しくはウスギモクセイ)がある。
 講談社「日本の天然記念物」掲載の写真は、こんもりと大きな樹冠を戴いているが、その後何が起きたか、今はずいぶん寂しい姿である。
 三嶋大社ウェブサイトによれば、毎年9月上旬と下旬の2度満開を迎えるそうである。
 実は、訪問の前年、2019年秋には、わが家の庭のキンモクセイも、少し間を置いて二度満開した。友人にその話をしたら、自分の家でもそうだったという。
 二度満開するのは案外珍しくないのかも知れない。
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