ページタイトル:こうもう神社のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:こうもう神社のイチョウ_1

画像:こうもう神社のイチョウ(幹と並ぶ)

画像:こうもう神社のイチョウ_2
名称 こうもう神社のイチョウ
    (こうもうじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県北相馬郡利根町立木
 〃 3次メッシュコード 5340−61−42
 〃 緯度・経度 北緯35度52分11.3秒
           東経140度10分27.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年2月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 今は最も近い海面でも20km以上の距離があるが、縄文の昔には、この辺りまで海が広がっていた。当時からここに人が集まり、集落が形成されていた。その遺跡である「立木(たつぎ)貝塚」(利根町指定史跡)が現存している。
 案内板によれば、貝殻に混じって、土偶、貝輪、骨角器などが多く出土する貴重な貝塚だったらしいが、明治28年(1895)に学会で発表されて以来、多数の採集家によって掘り出され、出土品は各地に分散してしまったそうである。
 こうもう神社はその立木貝塚上に鎮座している。1.5kmほど東の「奥の宮」に対し、こちらは「門の宮(かどのみや)」と通称される。
 社号の初めの文字「蛟」はJIS第二水準漢字だが、二番目の文字(「網」の「糸」偏を「虫」偏に替えた文字。ページ冒頭のタイトルを参照)は、JIS第一・第二水準に含まれず、テキスト表示ができない。よって、テキストでは平仮名で表記させてもらった。
 利根町教育委員会が設置した案内板によれば、これは水蛇(みずち)の意味で、海が近くまで迫っていた頃、台地であったこの場所が、水を分けて進む水蛇の姿に似ていたからだろうといわれているとか。
 神社は、紀元前から既にあったと伝えられ、同じ文字が延喜式神名帳にも見えるらしい。(従って、多くの書物で社号の読みを「みつちじんじゃ」または「みずちじんじゃ」としているが、ここでは同案内板のルビに従った)
 神社の西に立つイチョウの話に移ろう。
 立ち上がってすぐ、多くの大枝に分かれている。そのため、背丈はそれほどでないが、樹冠はロータリー全体を覆ってしまいそうだ。
 葉のある季節ならば、大きな天蓋が現れることだろうと思われる。
 
ボタン:茨城県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る