ページタイトル:宮島大元神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:宮島大元神社のクスノキ 名称 宮島大元神社のクスノキ
    (みやじまおおもとじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 6.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 広島県廿日市市宮島町(注2)
 〃 3次メッシュコード 5132−32−45
 〃 緯度・経度 北緯34度17分41.6秒
           東経132度18分49.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月28日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年11月3日、廿日市市に合併。旧行政区は佐伯郡宮島町





 厳島(いつくしま)の最高峰弥山(みせん、標高535m)から北の方へ、平行に3つの谷が刻まれている。
 東の谷の下部は紅葉谷と呼ばれ、ロープウェイの乗り場がある。中央の谷が海に出るところには厳島神社、そして西の谷の下流に大元神社が鎮座する。
 この日は、多宝塔の近くから、高台の道を大元神社に向かった。
 この季節、歩道沿いのアセビの花が真っ盛り。シキミの薄緑色の花もよく見かけた。
 人にとっては心を安らげてくれる光景だが、これらにはいずれも毒がある(食べさえしなければ心配ない)。宮島のシカもそのことを知っていて、これらは食べない。それでアセビやシキミが仲間を増やしたのだろうか。
 宮島を訪ねる観光者は多く、フェリー乗り場の駐車場は平日でも順番待ちの車が列を作るほどだが、いわゆる観光地区の最西端を宮島水族館とすれば、その先の大元神社まで足を伸ばす人はごく少ない。思いのほか広く、静かな環境でのクスノキとの出会いであった。
 美しい曲線を描いて大きく根を張るクスノキ独特の姿で、堂々と直立している。
 私たちが見ることのできる範囲では、島内最大の樹木である。
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