ページタイトル:宮本のタラヨウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:宮本のタラヨウ(全景) 名称 宮本のタラヨウ (みやもとのたらよう)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 タラヨウ
樹高 25m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 4.2m(注2)
推定樹齢 460年(注3)
所在地の地名 岡山県美作市宮本(注4)
 〃 3次メッシュコード 5234−52−06
 〃 緯度・経度 北緯35度05分41.3秒
           東経134度19分42.2秒
美作市指定天然記念物
撮影年月日 2016年3月25日

注1)天然記念物としての名称について、現地の樹名板は「平尾家のタラヨウ」としており、美作市公式サイトのPDF版文化財一覧表では「平尾のタラヨウ」と「家」がない。どちらが正しいのだろうか?
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)美作市教育委員会が設置した樹名板による。(案内板では400年)
注4)2005年5月31日、2つの郡にまたがる5町1村が合併して美作市誕生。旧行政区は英田郡大原町





 全国に珍駅名は少なくないが、智頭急行の「宮本武蔵」駅もその一つ。もちろん、剣豪として知られた、あの宮本武蔵である。
 駅から1km弱のところに「宮本武蔵の生家」がある。
 慶長5年(1600)、武蔵が武者修行のために宮本村を出る際、父新免無二斎から受け継いだ家伝の大切な品々を、姉であるおぎん夫婦に託した。しかし、結局、武蔵はここに戻らず、おぎん夫婦の次男である九郎兵衛景貞が武蔵家を相続した。(美作市が設置した案内板より)
 その九郎兵衛景貞が居住した家も、「生家」の近くにある。萱葺きの大きな建物で、今も子孫の方が住んでおられる。
 左図のタラヨウは、そのお庭に立つ。
 撮影の許可をいただき、タラヨウに向かう。
 お庭の回りに柵が設置されていて、近づけないのが少し残念だが、柵内に入らないように心がけつつ撮影させていただいた。
 大きなタラヨウだ。環境省巨樹データベースによれば、幹囲の大きさで、全国第3位に相当する。(2016年3月現在)
 今の姿は、大枝を全て切り詰めたあと、若い枝が伸長しつつあるところ。樹勢は良さそうに見える。
 もう少しすると、美しい樹形が復活することと思われる。
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