ページタイトル:宮内地蔵堂のイブキ 当サイトのシンボル

画像:宮内地蔵堂のイブキ 名称 宮内地蔵堂のイブキ
    (みやうちじぞうどうのいぶき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ビャクシン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 700年以上(注3)
所在地の地名 愛媛県松山市宮内(注4)
 〃 3次メッシュコード 5032−76−33
 〃 緯度・経度 北緯33度57分01.3秒
           東経132度47分13.8秒
愛媛県指定天然記念物(1961年3月30日指定)
撮影年月日 2013年5月19日

注1)天然記念物指定名称は単に「イブキ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)現地の案内板(松山市と松山市教育委員会が連名で設置。設置年月不詳)による
注4)2005年1月1日、松山市に合併。旧行政区は北条市





 河野小学校のグラウンドの東100mほど、地蔵堂境内に立つビャクシン。(宮内地内には地蔵堂という地名もある。標題に言う地蔵堂は、地名でなく、御堂の名前なのでお間違いなく)
 小枝の先まで姿はしっかりしているが、生きているのは細い一枝のみ。枯死寸前の状態である。
 ビャクシンはシンパク(ミヤマビャクシン)の近縁種。シンパクはハイマツのように横に広がり、ビャクシンのような巨木にはならないが、逆に、巨大化しないゆえに、盆栽の材料としては喜ばれる。
 シンパクの盆栽では、わざと樹皮の一部を削いだり、枝の一部を枯らしたりして、いかにも風雪に耐えた古木のような表情を作る。枯れた部分は意外に腐らず、白骨化して、形を失うことはない。
 宮内地蔵堂のビャクシンがこのような状態になっても、樹形だけは保っているのは、ビャクシンにも同様な性質が備わっているからだろう。
 もう回復は望めないのだろうか。
 
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