ページタイトル:天橋立の千貫松 当サイトのシンボルマーク

画像:天橋立の千貫松 名称 天橋立の千貫松
    (あまのはしだてのせんがんまつ)
名称の典拠 なし
樹種 クロマツ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 4.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府宮津市文珠(天橋立)
 〃 3次メッシュコード 5335−21−75
 〃 緯度・経度 北緯35度34分00.8秒
           東経135度11分22.6秒
天然記念物指定 なし(注2)
撮影年月日 2022年6月17日

注1)環境省巨樹データベース(2019年調査)による
注2)個体として天然記念物指定は受けていないが、天橋立全体が国指定特別名勝であるため、このマツも法律による保護を受けていると思われる





 天橋立は日本三景の一つ。
 河川流と海水流の力関係によって出来た砂州で、外海に繋がる宮津湾と、内海である阿蘇海を隔てる長さ約2.4kmの大天橋(だいてんきょう)、智恩寺の近くで海岸に並行して延びる長さ約850mの小天橋(しょうてんきょう)の、大きく二つの部分から成る。(注3)
 高いところから全景を見ると、昇竜にも例えられるその姿が美しく、それが日本三景たる一番の理由だと思うが、6700本もあるという松と白砂が織りなす海岸風景もまた美しい。その中には幹囲4mを超す大松もあるようだ。今回はその松を訪ねての訪問である。
 私が訪ねたのは、平日の朝6時頃。傘松公園側では一番砂州に近い観光協会無料駐車場に駐めさせていただき(注4)、千貫松までの約1.5kmを往復。
 千貫松は天橋立最大の松である。名前の由来は銀千貫文ほどの価値がある名松ということのようだが、同名の松はここ以外にも存在するので、私のサイトでは標記のように名付けさせてもらった。
 残念な事に、衰えが隠せないようだ。2本あった幹の1本が枯れ、残る1本も少々弱ってきたように見える。
 ところで、自然に出来た天橋立だが、現在では、放っておくと消滅の危機にあるという。毎年、保全のために大変な労力が必要な状況のようである。(丹後広域振興局の児童向け広報ウェブページで知った)
 保全の努力に敬意を表するとともに、千貫松にも出来るだけ長生きしてもらいたいと思う。

注3)大天橋を縦断する府道(自動車通行不可)の二つの橋もそれぞれ「大天橋」「小天橋」と名付けられていて紛らわしいが、ここでは砂州そのものの名前を意味する
注4)駐車可能台数が少ないので、平日の早朝以外は駐車が難しいかも。有料駐車場は各所に多数あり
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