ページタイトル:千養寺のウバスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:千養寺のスギ 名称 千養寺のウバスギ (せんようじのうばすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 250年(注3)
所在地の地名 岩手県奥州市水沢羽田町(門下)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5841−51−47
 〃 緯度・経度 北緯39度07分19.5秒
           東経141度12分33.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年5月9日

注1)幹に巻き付けてあったプレートに「ウバスギ」とあったので、それに所有者の名を冠した
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記のプレートにこう書いてあった
注4)2006年2月20日、2市2町1村が合併して奥州市誕生。旧行政区は水沢市





 千養寺は奥州市ふれあいの丘公園の南東約1.5km。太田代川(おおたしろがわ)の右岸山裾。天台宗寺院としての正式な名称は黒田山千養寺だが、通称の黒田助(くろだすけ)千手観音の方が通りが良いかも知れない。
 境内の案内板(設置者名・設置年月とも不詳)によれば、嘉3年(850)、慈覚大師円仁の開基と伝える古刹で、その後は、2度の無住期間を含めて幾度かの盛衰があったが、現在は平泉中尊寺末。奥州33観音霊場第19番札所。
 鐘楼に掛かる寛政7年(1795)鋳造の梵鐘は奥州市指定文化財。太平洋戦争末期に供出命令が出されたが、地域住民が鐘を秘匿し通して供出を免れたという。(案内板による。平凡社「岩手県の地名」は、「供出したが、敗戦により幸運にも寺に戻った」としている)
 観音堂に向かって左手前、道路近くに左図の大杉が立っている。当地ではウバスギ(姥杉?)と呼ばれ、「羽田地区名木巨木」の1本とされているようだ。
 道路を挟んで反対側にはカヤ(幹囲4.4m)。カヤの方は、奥州市指定天然記念物。(「少し大きめの画像」にカヤの写真あり)
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