ページタイトル(妙全杉) サイトのシンボル

画像:妙全杉

画像:妙全杉(幹と並ぶ)
名称 妙全杉 (みょうぜんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 38m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 伝承850年(注3)
所在地の地名 群馬県吾妻郡中之条町日影字八幡(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5438−65−90
 
〃 緯度・経度 北緯36度34分48.6秒
           東経138度37分23.8秒
六合村指定天然記念物(1981年12月12日指定)
撮影年月日 2003年7月29日

注1)六合村教育委員会が設置(設置年月不詳だが、ごく最近設置されたと思われる)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)龍沢寺が開かれたのが天養元年(1144)とされているので、そこから算出した値
注4)2010年3月28日、中之条町に合併。旧行政区は吾妻郡六合村(くにむら)





 曹洞宗岩景山龍沢寺は、天養元年(1144)、尼僧妙全によって開かれた。永禄年間(1558〜70)の戦火で焼失したが、土地の豪族湯本三郎右衛門によって、文禄3年(1594)には再興された。
 案内板(注1)によれば、開基の妙全尼は丸顔で親しみの持てる人物だったという。山間の地でのお勤めは体力的にも大変だったと想像されるが、遠くても苦にされず、杖をついて出かけた。慈悲深い性格に、村人たちの尊信は絶大であった。
 その妙全尼が、お勤めの帰り、石段の下に挿しておいた杖が根付いてこの大木になったと伝えられている。
 龍沢寺は、長野原から野反湖(のぞりこ)に向かう国道292号の傍らにある。妙全杉の周囲には視界を遮るものがないので、前方を注意して見ていれば、見落とすことはない。
ボタン:群馬県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る