ページタイトル:竈神社の大クス ロゴ:人里の巨木たち

画像:竈神社の大クス(幹と並ぶ) 名称 竈神社の大クス (かまどじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 12.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 長崎県長崎市宮摺町(みやずりまち)
 〃 3次メッシュコード 4929−07−12
 〃 緯度・経度 北緯32度41分01秒
           東経129度54分05秒
長崎市指定天然記念物(1973年7月27日指定)
撮影年月日 2015年3月26日

注1)2004年12月に長崎市教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 悪所岳(あくしょだけ、506m)北東斜面の雨を集め、宮摺海水浴場の近くで橘湾に注ぐ川がある。(河川名を調べ損ねた)
 竈神社は、その川の右岸側。斜面の途中に鎮座している。
 東から長い石段を登って竈神社に達するのが本来の表参道だったと思われる。しかし車の時代となった今は、県道34号の「宮摺」バス停近くから、家々を縫って登る道を進む方が普通だ。この道だと、いきなり神社の背後に出る。
 クスノキは、表参道石段のすぐ脇。太い枝を横に出しているので、石段の最後は、身体を屈してこの枝を潜らなければならない。(迂回ルートもある)
 環境省の巨樹測定要項では、地上1.3mの高さにおける幹囲を測ることになっている。しかし、このクスの場合、1.3mはちょうど横枝が出る高さにあたる。上記幹囲データはどのように算出したのだろうか。
 一方、案内板では、地上50cmの幹囲を10.50mとしている。大きさの実感としては、こちらの方が実態に合致しているようだ。
 低い位置で複数幹に分かれる樹形のため、石段の下の方から見上げる方が力強く見える。
 石段を登り、初めてこのクスノキに出会った参詣者は、その迫力に驚いたことだろうと思われる。
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