ページタイトル:永塚の大杉 当サイトのシンボルマーク

画像:永塚の大杉(幹と並ぶ) 名称 永塚の大杉 (ながつかのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県御殿場市永塚
 〃 3次メッシュコード 5238−77−61
 〃 緯度・経度 北緯35度18分31.5秒
           東経138度53分33.4秒
静岡県指定天然記念物(1960年2月23日指定)
撮影年月日 2020年2月5日

注1)2019年3月に御殿場市教育委員会社会教育課が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 御殿場市立西中学校の南西約1kmの永塚集落内、道路を挟んで公民館の向かい側に山神社(やまじんじゃ)が鎮座し、境内に左図のスギが立つ。(案内板では永塚浅間神社とあるが、神社庁への登録名は山神社である)
 静岡県指定天然記念物のスギだ。指定の理由は、このスギが、葉が短く密生する文杉(あやすぎ)という種類であることからのようだ(京都大学の上田弘一郎博士鑑定)。
 一つ残念な事がある。案内板の数値である。数値に納得できないことは時々あって、あまり気にはしないのだが、ここのはちょっと桁外れなのである。(上記環境省データは概ね妥当と思う)
 現在の案内板は平成31年(2019)3月に御殿場市教育委員会が設置したものだが、それには「根周二十一メートル三十センチ/胸高直径二メートル三十七センチ」と書かれているのだ(胸高直径を幹囲に換算すると約7.4mになる)。いったい、どこをどうやって測ったのだろう。
 実を言うと、このスギには2002年にも会っていた(当時は幹囲6m以上を掲載基準としていたので、当サイト上で紹介はしなかった)。当時も案内板はあって、データも記されていたが、それには「根回り八メートル四十八センチ/目通り四メートル八十五センチ」とあった。納得できる数値である。(案内板は静岡県教育委員会と御殿場市教育委員会が連名で設置。設置年月の記載なし)
 設置し直す際、それ以前の案内板の内容を知らなかったとも思えないのだが、どうしてこんなことになったのだろうか。(宝永のスギと混同?)
ボタン:静岡県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る