ページタイトル:成田山のユズリハ 当サイトのシンボル

画像:成田山のユズリハ

名称 成田山のユズリハ (なりたさんのゆずりは)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ユズリハ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.2m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 栃木県大田原市本町1丁目
 〃 3次メッシュコード 5540−20−41
 〃 緯度・経度 北緯36度52分20秒
           東経140度00分55秒
大田原市指定天然記念物(1979年3月28日指定)
撮影年月日 2013年11月7日


注1)1991年3月26日に大田原市が設置。ただし天然記念物指定名称の方は単に「ユズリハの木」のようだ
注2)環境省巨樹データベース(2008年調査)による
注3)上記案内板による





 大田原市街地の西に、成田山新勝寺の大田原分院成田山遍照院がある。標記のユズリハは、その境内に立っている。
 ユズリハは、ユズリハ科ユズリハ属の喬木。和名は「譲り葉」の意味。(昔はトウダイグサ科とされていたので、牧野博士の「新日本植物図鑑」ではトウダイグサ科として載っている。その後の研究で、新しくユズリハ科が設けられた)
 常緑樹であるから、一斉に葉を落とすことはないが、やはり古くなった葉は秋に黄変して落葉する。春に出た若葉が成長した後に落葉することで、次代がしっかり栄えるのを見届けてから身を引く。つまり円満に世代交代がなされることへの連想を呼び、縁起物として喜ばれる。また、子孫繁栄のシンボルとされることもあるようだ。庭木として植えている家庭も多い。
 しかし、お庭にユズリハを植えておられる方でも、ユズリハの幹がこんなに太くなるとは想像できないのではないだろうか。
 環境省の巨樹データベースを開いてみると、2013年11月現在、3件のユズリハが登録されていた。そのなかで、成田山のユズリハがダントツの一位である。(これに次ぐのは福岡県大野城市のユズリハで、幹囲は169cmとされている)
 首位の座の方は譲ることなく、末永く一位を保ってもらいたいものだ。
 
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