ページタイトル:長谷寺のオハツキイチョウ 当サイトのシンボル

画像:長谷寺のオハツキイチョウ

画像:長谷寺のオハツキイチョウ(全景)
名称 長谷寺のオハツキイチョウ
    (ちょうこくじのおはつきいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 9m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県鳴門市撫養町木津
 〃 3次メッシュコード 5134−24−07
 〃 緯度・経度 北緯34度10分14.1秒
           東経134度35分06.7秒
鳴門市指定天然記念物 
撮影年月日 2012年3月20日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 JR鳴門線金比羅前駅の北100mほどのところに、高野山真言宗豊山神楽院長谷寺(ぶざんしんらくいんちょうこくじ)がある。
 境内の改築記念碑によれば、文明12年(1480)の開創。三好氏の帰依を得るなどしていたが、天正10年(1582)に長曽(宗)我部氏の侵攻で焼失。その後、蜂須賀氏が入国して、慶長3年(1598)、寺領10石を与えるとともに、駅路寺に指定した。
 駅路寺とは、蜂須賀家政が治安対策の一環として藩内主要街道沿いの8ヶ寺を指定したもので、旅人に宿泊の便を与えると同時に、不穏な宿泊者を監視する役目も担っていた。キリシタン取締の目的もあったようだ。(平凡社「徳島県の地名」より)
 そんな寺だったから、藩内では重きを置かれ、藩主が参詣することもあったらしい。
 さて、イチョウであるが、境内のほぼ中央、本堂の手前に立っている。
 背が低く、横に大きく広がった大枝は、まるで見えない何物かを支えているような姿。
 多少根上がり気味のごつごつした根や、凹凸の多い黒ずんだ幹からは、年老いた者だけがもつ威厳のようなものが感じられた。
 
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