ページタイトル:めおとスギ 当サイトのシンボル

画像:めおとスギ

画像:めおとスギ(幹と並ぶ)
名称 めおとスギ
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 12m(注2)
推定樹齢 200〜300年(注2)
所在地の地名 秋田県秋田市仁別(にべつ)
 〃 3次メッシュコード 5940−52−51
 〃 緯度・経度 北緯39度48分06秒
           東経140度15分46秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月24日

注1)「森の巨人たち100選」に選ばれたことを示す案内板(林野庁、秋田市仁別自然休養林保護管理協議会、巨樹・巨木保護中央協議会の3者が連名で設置)
注2)上記案内板による





 太平山(1170m)の北西を削って、旭川の谷が入り込んでいる。そこに、「仁別(にべつ)国民の森」がある。
 案内図によれば、軽井沢展望園地を含む外周コースの長さは3136m。時間をかけて、ゆっくり自然を楽しむコースだ。
 私が訪ねたのは、もう夕方。めおとスギへの往復だけで我慢するしかない。
 めおとスギまでなら、自動車道路からは約400m。道標のおかげで、迷うことはない。新たに「めおと橋」が架かり、最短ルートも整備された。とんぼ返りでも、気軽に訪ねることが出来る。「森の巨人」に選ばれて有名になったおかげだ。
 その大杉だが、「めおと(夫婦)」と名付けられてはいるが、もともと1本のスギである。
 若い時代に分かれた支幹のうちの2本が順調に育ち、本体部であった根株が枯れて腐朽、空洞となった。そういうことのようだ。
 山の恵みを得て生活する人たちは、この姿を夫婦和合の象徴と見なし、山の幸を産み出してくれる神の、一種の象徴と考えたものらしい。案内板によれば、山人たちは、このような姿の木を、神木として祀ったものだという。
 ここは秋田杉の天然林でもある。
 旧佐竹藩も「御直山(おじき山)」として保護してきた。また、このあたり一帯は、秋田市民の飲料水の重要な供給地でもある。
 近年のエコ・ブームに遙か先駆けて、江戸時代から大切にされてきた森なのである。
 
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