ページタイトル:野麦のコブシ 当サイトのシンボル

画像:野麦のコブシ 名称 野麦のコブシ (のむぎのこぶし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 コブシ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注3)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 岐阜県高山市高根町野麦(注4)
 〃 3次メッシュコード 5437−04−55
 〃 緯度・経度 北緯36度02分59.5秒
           東経137度33分40.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年5月21日

注1)2008年10月1日に高山市が設置
注2)上記案内板による
注3)宮誠而著「日本一の巨木図鑑」による(幹囲について、案内板には809cmとあるが、実感からはほど遠い)
注4)2005年2月1日、高山市に合併。旧行政区は大野郡高根村





 飛騨の山間部から長野県の諏訪、岡谷の製糸工場に働きに出た女工たちの姿を伝えた山本茂実著「あゝ野麦峠」は、映画にもなって、多くの人々の知るところとなった。
 現在は県道39号(奈川野麦高根線)が通り、野麦峠を車で越えることもできる。(積雪期は通行止になるので、注意。私が訪ねた時は、積雪による通行止は解除されていたが、野麦集落と野麦峠の間が災害による通行止で、長野県に抜けることが出来なかった)
 野麦は、飛騨側(岐阜県側)で、その野麦峠に最も近い集落である。(峠までは道なりに10km弱)
 県道39号を東進すると、集落にさしかかるあたりで、左手に小学校の木造校舎のような建物があり、その左後方に少し離れてコブシの姿が見える。
 素晴らしい大コブシだ。
 コブシ(辛夷)としては特大サイズなのだが、老木にありがちな草臥れた姿でなく、元気いっぱいで、まだ多くの枝を残している。
 訪ねた時、まだ花が咲いていた。5月も半ばを過ぎているのに、である。
 若葉もしっかり展開しているので、さすがに白一色というわけにはいかないが、予想外のコブシの花に、十分満足だった。(この日、高山市中心部の気温は、道路脇に表示された温度表示板では32度もあった)
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