ページタイトル:荻谷のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:荻谷のスダジイ 名称 荻谷のスダジイ (おぎのやちのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 14m(注1)
目通り幹囲 8.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県羽咋郡宝達志水町荻谷(注2)
 〃 3次メッシュコード 5536−26−23
 〃 緯度・経度 北緯36度51分18秒
           東経136度47分22秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年9月21日

注1)石川県巨樹の会が2008年に刊行した「石川の巨樹・巨木林」による(2007年調査)
注2)2005年3月1日、雄町と押町が合併して宝達志水町(ほうだつしみずまち)発足。旧行政区は羽咋郡志雄町(しおまち)





 国道159号から樋の川(ひのがわ)の谷を南東に少し入ったところが荻谷(おぎのやち)である。
 このあたりには、荻谷をはじめ、荻島(おぎのしま)、荻市(おぎち)など、オギがつく地名が並ぶ。開拓される前は、オギが一面に繁る湿地が広がっていたのだろうか?
 荻谷集落の中ほどに、小山を背にして、石川県指定有形文化財「岡部家住宅」がある。
 荻谷の岡部家は、源頼朝に仕えた東国御家人岡部六弥太忠澄(おかべろくやたただすみ)を遠祖とする家柄で、江戸時代には加賀藩十村役を務めた。現存する建物は元文元年(1736)築造。嘉永6年(1853)には第13代藩主前田斉泰(まえだなりやす)公の能登巡検で本陣として使用されたという。(「石川の文化財」より) 今は文化財として一般公開されている(要見学料)。
 その岡部家の入口で右に折れ、山上に向かう細い山道がある。左図のシイは、小さな墓地(岡部家墓地?)の前を通り、少し先の右手奥。終点まで登ってみて、この山中ではこれが一番大きいように思うのだが、はたしてデータほどの大きさがあるかどうか。
 この山も、岡部家の所有地だということである。
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