ページタイトル:笑内神社の銀杏 当サイトのシンボル

画像:笑内神社の銀杏


画像:笑内神社の銀杏(遠景)
名称 笑内神社の銀杏
    (おかしないじんじゃのいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 伝承400年(注2)
所在地の地名 秋田県北秋田市阿仁笑内(注3)
 〃 3次メッシュコード 5940−73−13
 〃 緯度・経度 北緯39度56分00.7秒
           東経140度24分43.6秒
阿仁町指定天然記念物(1992年3月31日指定)
撮影年月日 2009年8月24日

注1)阿仁町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁編「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年3月22日、北秋田郡内4町が合併して北秋田市誕生。旧行政区は北秋田郡阿仁町





 秋田内陸縦貫鉄道笑内(おかしない)駅の南西300mほどのところに大イチョウが立つ神社がある。
 上記のように、町教委が設置した標柱には「笑内神社の銀杏」とあるが、笑内神社というのは通称で、山神社と呼ぶのが正しいそうだ。(秋田県緑化推進委員会編「秋田の巨樹・古木」による)
 阿仁町は、かつてのマタギの里として知られている。秋田内陸縦貫鉄道には「阿仁マタギ」駅もある。
 狩猟を生業とする者にとって、山の神様を敬うことは当然である。神様のご機嫌を損ねたら、山の恵みも貰えず、身の安全も心許ない。
 これも上記「秋田の巨樹・古木」によれば、江戸時代後期の旅行家菅江真澄が、その著「みかべのよろい」のなかで、笑内にはマタギのための宿が軒を連ねていると記しているらしい。
 当然、宿をとったマタギは、山神社にも参詣したことだろう。この大イチョウに、しげしげと見入ることもあったかも知れない。
 
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