ページタイトル:小名木吉祥寺のイチョウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:小名木吉祥寺のイチョウ(幹と並ぶ) 名称 小名木吉祥寺のイチョウ
    (おなぎきちじょうじのいちょう)
名称の典拠 環境省巨樹データベース(注1)
樹種 イチョウ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 千葉県四街道市小名木
 〃 3次メッシュコード 5340−31−84
 〃 緯度・経度 北緯35度39分20.5秒
           東経140度10分50.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月22日

注1)「吉祥寺」の読み方については未確認。あるいは「きっしょうじ」と読むのかも知れない
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 JR総武本線四街道(よつかいどう)駅の南東1.5kmほどのところに四街道ゴルフ倶楽部がある。
 地図で見ると、ゴルフ場の北や西には、まず道路設計から始まったと思われる新興住宅地が分布する。駅に近いこの辺りは住宅地として人気があったのだろう。私は昔の四街道の様子を知らないが、ここ数十年の間に、私が住む新潟県などに比べ、桁違いに様変わりしたのではないだろうか。
 そんななか、標記のイチョウの周辺では、時間が緩やかに流れてきたようだ。イチョウ自身を含め、各所に昔の風景が残っているように思われる。
 四街道ゴルフ倶楽部に向かう道の途中、駐車場の100mほど手前で左(東)に入る細い道がある。この道に入って間もなく、道路より少し高い水平面の端に立つ大イチョウが見える。
 雌株のイチョウである。
 独特の悪臭から、雌株のイチョウが嫌われることも多いが、ここではどうなのだろう。今もギンナンを拾いに来てくれる人がいるのだろうか。
 かつてここには吉祥寺という寺があったらしい。真言宗豊山派に属していたようだ。明治の初めまではあったようだが、廃寺となってかなり時間が経過したらしく、私の持つどの地図にも寺院マークはない。
 現在、寺地は小名木児童遊園となり、小名木青年館が建っている。
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