ページタイトル:尾ノ上のアコウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:尾ノ上のアコウ 名称 尾ノ上のアコウ (おのえのあこう)
名称の典拠 なし
樹種 アコウ
樹高 8m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県長崎市香焼町(こうやぎまち)(尾ノ上)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4929−06−14
 〃 緯度・経度 北緯32度40分54.2秒
           東経129度48分21.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年1月4日、長崎市に合併。旧行政区は西彼杵郡香焼町(こうやぎちょう)





 長崎湾南部の工場地域を経て伊王島に向かう途中、遠見岳(120m)の南に、尾ノ上の集落がある。
 この付近の地図を見ると、工場地域はもちろんだが、尾ノ上の近くにも幾何学的な海岸線が見える。人工的に線引きされた海岸線だ。
 そんな人工海岸から少しだけ引っ込んだ集落にアコウが数本並んで立っている。アコウが立つのは、みな道路と宅地の境界線上。今は本数が減ってごく疎らだが、これらのアコウは、本来は並木として人の手で植えられたのではないだろうか。
 近くにお住まいの方に尋ねてみたところ、かつては海が今より近く、この道の反対側は砂浜だった。飛砂対策として植えられたと聞いているとのこと。
 海岸線が遠くなって、アコウの役目は終わった。
 今はそれぞれの家人に守られ、余生を楽しんでいるように思われた。
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