ページタイトル:小野神社のナラガシワ ロゴ:人里の巨木たち

画像:小野神社のナラガシワ 名称 小野神社のナラガシワ
    (おのじんじゃのならがしわ)
名称の典拠 なし
樹種 ナラガシワ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 4.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県塩尻市北小野
 〃 3次メッシュコード 5437−07−67
 〃 緯度・経度 北緯36度03分18.4秒
           東経137度58分09.8秒
長野県指定天然記念物(1960年2月11日指定)(注2)
撮影年月日 2016年9月15日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)「矢彦小野神社社叢」として、隣接する両神社の社叢を一括指定





 JR中央本線小野駅の北約900m、国道153号のすぐ西に、小野神社が鎮座する。
 創立年代不詳だが、南隣に鎮座する矢彦神社とともに信濃国二之宮とされている。(諏訪大社が一之宮)
 小野神社と矢彦神社の間に往来を遮る物が何も無いので、一見、同一敷地内に同居しているような錯覚に陥ってしまうが、両社は別の神社である。祭神も異なり、もちろん、拝殿や本殿、社務所もそれぞれ別にある。しかも、驚くことに、小野神社境内は塩尻市だが、矢彦神社の境内は上伊那郡辰野町の飛地なのである。
 両神社の境内の大部分は樹林で覆われている。もちろん両社の森を隔てる構造物など無い。
 昭和35年(1970)、この森全体が「矢彦小野神社社叢」の名称で、長野県から天然記念物指定を受けた。古い時代の林相がそのまま残ることが評価されたようだ。
 従って、樹種はさまざま。巨木も多くあり、環境省巨樹データベースには、ヒノキカツラなど両神社合わせて10種35本が登録されている。
 そのリストにナラガシワを見つけて訪ねた。
 どうやら、小野神社本殿前に立つのがそれらしい。樹種判定は得意でないので断定は出来ないが、双眼鏡で葉を見る限り、これがナラガシワのようだ。
 残念ながら、拝殿と本殿の間の禁足地にあって、傍に立つことは出来ない。
 垣を隔てての面会で我慢することとなった。
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