ページタイトル:遠照寺のアカマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:遠照寺のアカマツ(東側)

 ↑ 東のマツ   ↓ 西のマツ

画像:遠照寺のアカマツ(西側)
名称 遠照寺のアカマツ (おんしょうじのあかまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 9m/5m(注2)
目通り幹囲 3.5m/2.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山梨県北杜市須玉町穴平(注3)
 〃 3次メッシュコード 5338−53−85
 〃 緯度・経度 北緯35度49分18.7秒
           東経138度26分13.7秒(注4)
山梨県指定天然記念物(1970年10月26日指定)
撮影年月日 2017年8月28日

注1)山梨県教育委員会と北杜市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)その案内板による
注3)2004年11月1日、北巨摩郡内の7町村が合併して北杜市誕生。旧行政区は北巨摩郡須玉町
注4)これは左上図の松の位置





 須玉川(すだまがわ)右岸の河岸段丘下面。須玉大橋西詰めの近くに日蓮宗定栄山遠照寺がある。
 境内の「略縁起」碑によれば、当地の坂本伊賀守定照が、日蓮聖人の直弟子にして中老僧の一人越後阿闍梨日弁上人に帰依。「自邸を分け諸堂宇を建立して上人を招き開山とした」のが始まり。「時に、永仁2年(1294)日蓮聖人第13回忌のご正当年」のこととあった。
 栄山遠寺の山号寺号は、開基檀越である坂本定照の名から一字ずつを取って名付けられたという。
 参道の入口付近、左右に一対のアカマツが立つ。
 向かって右(東)は高く立ち、左(西)は低く伏している。幹の太さは東側が勝っているが、枝張りの広さは西側が勝る。
 この姿から、「鶴亀の松」または「夫婦松」の名もあるようだ。(東側の背が高い方が鶴であり、夫だと思われる)
 どちらも多くの支柱で支えられ、幹は布でぐるぐる巻きにされている。ちょっと痛々しい姿だが、目下のところ、樹勢は良さそうだ。
 ここ山梨県でも、松枯れ病によって多くの名松が姿を消した。今や貴重なマツ巨木である。
 是非ともこのペアには頑張ってもらいたいものだ。
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