ページタイトル:安養寺のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:安養寺のイチョウ 名称 安養寺のイチョウ (あんようじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岩手県大船渡市立根町(たっこんちょう)字小林
 〃 3次メッシュコード 5841−55−37
 〃 緯度・経度 北緯39度06分57.1秒
           東経141度42分58.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年5月13日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 盛川(さかりがわ)の支流立根川(たっこんがわ)右岸。大船渡東高等学校の北方500mほどのところに曹洞宗安養寺がある。
 平凡社「岩手県の地名」からの孫引きで恐縮だが、安養寺の開創について、宝暦11年(1761)刊行の「気仙風土草」に、天正2年(1574)に現陸前高田市の普門寺3世大龍の開基とあるらしい。その一方で天文21年(1552)開山とする書物(「封内風土記」)もあり、定かではないようだ。
 寺伝では、当初はここから北東6kmほどのところに山頂がある大窪山(おおくぼやま、826m)の山麓にあって、近世初期(江戸時代初期?)に現在地に移転したと伝えられているようだが、その後、数度の火災で文書を失って、詳細についてはわかっていないらしい。
 参道の入口に左図のイチョウが立つ。
 樹勢が良く、数多くの大枝を伸ばし、全体として丸い樹冠を戴いている。
 イチョウの生長速度は速く、意外に早く大きくなるものだが、イチョウについても何か寺伝があるのだろうか。
 安養寺が当地に移転した時点以降に植えられたのは間違いないだろうと思うのだが…。
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