ページタイトル:大人地蔵のイヌマキ 当サイトのシンボルマーク

画像:大人地蔵のイヌマキ 名称 大人地蔵のイヌマキ
    (おおひとじぞうのいぬまき)
名称の典拠 「ひむか巨樹マップ」(注1)
樹種 イヌマキ
樹高 40m(注2) 実際はもっとずっと低い
目通り幹囲 4.7m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 宮崎県西臼杵郡日之影町大人
 〃 3次メッシュコード 4831−72−89
 〃 緯度・経度 北緯32度39分36.3秒
           東経131度22分03.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月18日

注1)宮崎県林務部の企画編集により、鉱脈社から刊行
注2)宮崎県が設置した「みやざきの巨樹百選」案内板による





 日之影中学校の西方約500m。県道の西側を走る生活道路沿いに地蔵堂がある。
 正徳2年(1712)、延岡藩主牧野貞通(まきのさだみち、1707〜49)の寄進により建立されたと伝えられているようだ。かつて天正(1573〜92)の頃に当地を領していた甲斐宗攝(かいそうせつ)の守護仏と言われる「背負い地蔵」が納められていたが、今は、その地蔵は大人神社に移され、別の地蔵さんが安置されているようだ。(案内板より)
 御堂に向かって右手前にイヌマキが立つ。
 お地蔵さんは菩薩、つまり仏教信仰の対象のはずなのだが、御堂には注連縄が飾られ、このイヌマキも神木として扱われているようだ。神も仏も区別せずに信仰してきた古くからの形を、今も守っているのだろう。
 なかなか立派なイヌマキであることに異存はないが、幹に大きな瘤があり、上記幹囲データはその上を測った数値だと思われる。幹そのものはもう少し細い。
 なお、イヌマキの反対側には甲斐宗攝の墓とされる宝篋印塔をはじめ数基の墓石が並び、日之影町指定史跡とされている。
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