ページタイトル:大井野八幡神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:大井野八幡神社のスギ(幹と並ぶ)

画像:大井野八幡神社のスギ(遠景)
名称 大井野八幡神社のスギ
    (おおいのはちまんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 9.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岡山県新見市大佐大井野(中組)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5233−54−60
 〃 緯度・経度 北緯35度08分36秒
           東経133度30分18秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年8月24日

注1)環境省の2000年フォローアップ調査による
注2)2005年3月31日、新見市に合併。旧行政区は阿哲郡大佐町





 小坂部川に沿って遡り、大佐ダムの右岸を通り、ダム湖を過ぎて左折すると、県道317号(千屋実大佐線)である。
 ダム湖の近くは谷が狭く、平地はまったくないが、谷奥に進むにつれ、谷幅が広くなる。不思議な谷だ。しばらく走ると、やがて下図の姿が正面に見えてくる。
 八幡神社は道路より20〜30m高いところにあるが、立派な取付道路があり、少し登ったところに広い駐車場もある。
 石段を登ると、拝殿の手前、向かって右手に2本、左手に1本の大杉が立つ。右手の2本のうちの1本は、立ち上がってすぐ2幹に分かれている。環境省データで11.9mとされているのがこれだろうか?
 標記のスギは本殿の左(向かって右)。これが一番、気に入った。かなり傾いて立っている。
 よく見ると、幹が途中で、折れ曲がるように傾きを変えている。途中から先は、より鉛直に近い。
 想像するに、かなり古い昔、なんらかの原因で、幹が大きく傾いた。その傾きのまま、数十年から百年くらいを経たと思われる。その間に伸長した支幹は、みなまっすぐ上方に向かったはずである。
 それが、近年、また傾きが大きくなったようだ。若い支幹がみな平行に伸びているのに、鉛直線から外れていることが、それを示しているように思われる。
 こんな立派な大杉が、倒壊することにならねばいいのだが。
 
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